あまりにも天気が良くて
あまりにも車の汚さが際立ってきたので
洗車する事になった。
最近は若い頃のような根気がなく
かつ、車に対する執着心もないので
カラスの行水程度の洗車が主流になっているのだが、
今日は使い古しの歯ブラシまで持ち出して
古いワックス痕の削り出しから苔の排除まで行い、
久々に水垢落としからワックスがけまでやってみた。
またすぐに汚れると判っていても
車がきれいになると気持ちいい♪
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先々週、ガラスには撥水剤を塗ったので
今日は中性洗剤で軽く洗い流す。
ガラス面の水滴を拭き落とす時はいつも決まって、
18歳の頃のある出来事を思い出すのだ。
当時、高校を卒業して就職した連中は
自分の車で人の家の前まで乗りつけ、
自慢げにクラクションを鳴らす。
『頼むから人ん家の前で鳴らすなよ
と思いながら外に出ると、そのまま拉致られて
あてのないドライブへ連れて行かれたものだ。
ある日、友人Yの車で友人Kの家に行った時の事、
自分の車をしげしげと見ていたYはKにおもむろに云う。
『きれいなタオルある?』
Kは家の中から真新しいタオルを持って来てYに渡した。
Yはタオルを受け取ると何のためらいもなく
自分の車のフロントガラスを愛おしげに拭き始め、
作業が終わると黙ってKにタオルを返したのだ。
『自分の私物の為なら、他人のものはどうなっても構わない』
・・・という考え方。
高校在学中から、デリカシーのないYの態度に
幾度か衝突したものだが、この一件がきっかけで
彼との接触を一切拒み、そのうち彼も家には来なくなった。
コレを些細な事とは、今でも思えないほど自分の中では重い。
洗車時に思い出すイヤな過去だ。
昨年、同窓会のメンバー集めを手伝って欲しいという事で
クラスの中の約半分を追跡調査したのだが
5名ほどの級友は消息がつかめなかった。
Yもその中のひとりだった。

