2013年08月26日

戸井十月の新たな旅立ちを見送る会:当日


2013年7月28日に逝去した戸井十月氏の『戸井十月の新たな旅立ちを見送る会』が、
8月25日 都内の千日谷会堂で行われた。

30年来の憧れの存在で、2年前の講演会で一度だけお会いしただけの方だが、
今まで後ろ姿を見続けてきたように『新たな旅立ち』に際しても見送りたいと願っていた。


13:30 千日会堂に着く。
黒い服に包まれた人々が集っており
弔辞がスピーカーを伝って流されている。

『見送る会』は告別式と同様の形式で行われていた。

しかし、一般の告別式とははやり雰囲気が違う。
しめやかではなく、違う世界へ見送る、といった感じだ。
チラホラと著名人や俳優の姿も見られる。

自分ときたら非常にラフな格好で訪れてしまったで
記帳したのち隅の方で弔辞を聴いていた。

気にかけてくれたのだろうか、受付の女性が近づいてきて献花を勧めてくれる。

会館の前で献花の為に並んだ列が少しずつ前に進み、
半分くらいに減ったところで列に加わる事にした。

列は徐々に進んでいき、会場に入る。
会場の両壁には、旅をしていた時の戸井氏や
現地での様子を写した写真が掲げられている。
そして正面には戸井氏の遺影、旅の写真が飾られ、
そして旅をともにして来たバイク、アフリカツインが壇上にあった。

戸井十月の新たな旅立ちを見送る会


献花を済ませても退路の列はなかなか先へと進まない。
戸井氏の奥様とお話をされている為だ。
奥様もひとりひとりに丁寧に応対している。

自分の番になった時、
「30年前から憧れていた人でした」と言ったところ、
眼に涙を浮かべたまま
「本人が一番喜ぶ言葉です」と静かに話された。

間違いなく最愛の人であり、
これほどに多くの方に慕われた夫を亡くした悲しみは測りきれない。
幾度となく長期間を旅してきた戸井氏だったから、
遠いところへ旅に出て、また必ず帰ってくる・・・と
思っているのかも知れない。

自分にもそう思えて仕方が無いのだ。

だから、この会のタイトルは
『戸井十月の新たな旅立ちを見送る会』
にしたのだろうか。

会場を出る際、はがき大の封書を頂く。
少し離れた駐車場に戻って開けてみたところ、
数枚のポストカードの他に、戸井氏のエピソード、
献花の際に流れたBGMの曲目が入っていた。

BGMにおいては、戸井氏のi-Podに入っていたものらしい。

戸井十月001.jpg 戸井十月004.jpg 戸井十月005.jpg

戸井十月002.jpg 戸井十月003.jpg

『見送る会』の主催者たちは、戸井氏が亡くなったとは決して思っていないのだろう。
また旅に出たのだという思いが、これらに込められている。


スペイン語で『また、いつか会おう』を意味する言葉。

今、自分も言おう・・・

「Hasta la vista!」


戸井十月006.jpg



posted by 神井 夙 at 06:58| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
私も、バイクの旅って、してみたく、なりました!
色々な、お話しを聞きたかったです!
Posted by 高橋 at 2013年08月26日 08:11
高橋さん>
彼の旅のスタイルは、バイクを単に移動の手段にしているだけではなく、
それを媒体に現地の人々と触れ合うというものです。

これを五大陸でやってのけて記録を残した彼の功績は、
賞賛すべき以外の何ものでも無いですね。
Posted by 神井 at 2013年08月26日 12:18
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。