2024年12月14日

他界した友人に捧ぐ


突然すぎて現実を受け入れられないとはこういう事を言うのか。
友人が他界した。

SNSにどんなにくだらない事を書き殴っても必ず反応してくれていた友人の反応がなくなり、グループのBBSにも書き込みがなくなって1週間。
『そういえばカテーテルの手術を受けるって言ってたよな〜』
もう入院したのかな?
でも、そういう時は報告するヤツだけどな。

ちょっと気になってメッセンジャーとLINEにメールしてみたがいっこうに既読がつかない。
スマホも見られないほど具合が悪いのか?

LINE電話をして1日様子をみたが折り返しの電話もないので携帯番号にかけてみた。

解約されていた。
もう悪い予感しかしない。

不躾けとは思いつつも彼の会社に電話してみると10日前に急逝した事を告げられた。


この時に思ったのは、本人としか繋がっていないと死んだ事さえ知るすべがないという事。
パーソナルな連絡手段として携帯電話・スマートフォンは有効だけど、そこが途切れると情報までもが途絶えてしまう。

多くの人と繋がっているとしても、故人の家族にしてみればただの他人でしかない。
今回は、ただの他人の事など知ったこっちゃない弟さんが早々に解約した事で10日で判ったのが皮肉でもある。

もうひとつ感じたのは『一生の友人』という定義について。
一生の友人というのは、自分が70とか80歳になってもと漠然に思っているけど、どちらかが早く死んでしまうと『一生の友人』もそこで失ってしまうという事に気づかされた事だ。

時間は永遠ではなく、命など本当に短い。

他界した友人には生前にいろんな事を教えて貰ったが彼が亡くなって教えてくれた事は、今生きている人たちへの感謝を示すなら『明日でいいや、来年でいいや』ではいけないという事。

事実、彼を誘おうと思っていたキャンプやツーリングなど二度と実現する事はないのだから。

そんな友人に捧げるレクイエムビデオを作った。

最後に一言

『ありがとう』



posted by 神井 夙 at 23:11| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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